小学館文庫<br> 沢彦(下)

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小学館文庫
沢彦(下)

  • 著者名:火坂雅志【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 小学館(2015/06発売)
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  • ISBN:9784094083682

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内容説明

「沢彦宗恩(たくげんそうおん)について、記録上、わかっていることはさほど多くない。信長の少年期の学問の師であり、その名づけ親であったこと。信長に『天下布武』の印を授け、天下統一の思想を与えたこと。沢彦を描くことは、知られざる信長の素顔を描くことでもあった」(著者あとがきより)
武田信玄が斃れ、天下統一が目前になるにつれ、覇王と化した信長は「天下人」のあるべき姿を説く沢彦を疎んじるようになる。比叡山焼き討ちで亀裂は決定的なものとなり、沢彦は正義と信念を貫くため、信長の師として、最後の務めを果たす決心をする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

53
信長包囲網で滅亡の危機に陥り、恐怖心のあまりタガが外れて人心を忘れ魔王と化す。沢彦の言にも耳をかさず二人の関係にも変化が…信玄が後1年生きていれば、日本の歴史は大いに違っていただろう。明智光秀や竹中半兵衛の師でもあり、沢彦の兄弟分の快川紹喜の生き様も凄かった。本能寺の変に絡んでいく様々な思惑、師としての最後の大仕事に向かっていく…2017/06/23

Willie the Wildcat

26
師弟関係の移り変わり。延暦寺焼き討ちが、信長の独り立ち。快川との生き様の対比。自身の野望と夢。果たす形と信念。責任の取り方にも共通項を感じる。信長、家康、そして光秀。三角形の中での知略が終盤の見所。謎多き沢彦を史実に紐付け。歴史への興味は尽きない。それ故、信長の斬新な政策立案や実施の源と、沢彦の教えの繋がりがシンプルな気がしないでもない。夢を持ちすぎかな・・・。(笑)2014/07/27

naolog

6
割と正統派というか、世間に知られた奇抜でない本能寺ストーリー。明智光秀が何故追い込まれていったか…昨今のパワハラですね。2018/11/14

再び読書

5
同じ時期に「信長の棺」を読みましたが、結局辿り着くのは信長。天下布武を旗印に歩んできた師弟に、いつの間にやら埋めきれない亀裂が走る。やはり孤独が信長を苛んだか?はたまた本性が理性を凌駕したか?師が弟子の幕引きを行う。中盤以降見えてきた結末に向かう。2012/11/12

Ryuji

4
★★★★★織田信長の参謀でありかつ師でもある沢彦。信長の覇業が進むにつれ亀裂が深まり、修復が出来ないまでに対立する。そしてクライマックスの「本能寺」。下巻を半分くらい読んだ頃から結末が何となくこんな感じかなと思いつつ読みましたが全くそのとおりの展開。でも全くガッカリ感はなく、面白かったです。上巻の感想にも書きましたが、信長ファンにはお薦めの一冊!火坂さんは金地院崇伝や安国寺恵瓊など戦国期の僧侶を主人公とした小説を書いていますがどれも面白い。快川紹喜・虎哉宗乙・南光坊天海なども是非書いて頂きたい。2013/02/12

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